私たち東北の人間にとって、「あの日さえなければ・・・」と思えてならない2011年3月11日。
無念にも亡くなられた方々の死を無駄にしない為にも、あの震災の事を語り継いでいかねばならない、と強く思っています。
被災地を応援する声が、故郷で復旧復興を目指し、頑張っている友に届くことを信じ
佐藤智孝
海辺の図書館
2011年3月11日に私の故郷を襲った東日本大震災。
あの時の津波は、我が母校の手前まで押し寄せ、そして、多くの同級生の家に被害を与えました。
私はあの時・・・震災から1カ月以上が経ってから、ようやく仙台に帰る事が出来ました。
そして同級生の車に乗せてもらい、被害の大きかった懐かしき我が母校の周辺を訪れたのですが・・・我が母校からほど近いところに仙台東道路が有り、この盛り土で作られた高速道路が最後の砦となって津波を喰い止めたのですが、その津波を喰い止めた仙台東道路を境に、街一つが完全になくなった状態でした。
我が母校から海岸・深沼海水浴場までは、ロードワークコースでした。
高校時代、あれだけ遠いと思っていた我が母校から深沼・・・。
ですが、津波で全てが流されてしまい、深沼から仙台東道路が見える様になってしまった時に、海岸から仙台東道路がとても近く見え、我が故郷はこんなに小さな街だったのか・・・と、久しぶりに帰郷したら、背の縮んでしまった親の姿を見た様な思いでした。
その津波が来てしまった地域に住んでいた同級生の事は、ずっとずっと気になっていたのですが、先日、無事だったという連絡が入り、そして尚且つ前を向いて頑張っているという話を聞き、私も自分に出来ることを頑張らねば!と励まされるという出来事が有りました。
同級生の庄子隆弘(友人という事で、敬称略でお許しあれ)
写真を見ると・・・皆さん、ここが住宅街であった事が信じられない思いではないかと思います。
居住禁止区域とされてしまったこの地。。。
ですが、ここに彼の家は確かに有ったのです。
私が高校時代、同級生で集まってバカ騒ぎをした場所なのです。
彼は、かつて自分の家が有った場所に、小さな明かりを灯しました。
そしてそれは今、荒浜全体を光で包もうとしています。
我が故郷、そして故郷の仲間は一生懸命、復旧復興に向けて皆が一丸となって頑張っています。
どうかどうか・・・復旧復興に向けて頑張っている故郷の仲間への応援よろしくお願いします。
詳しくはこちら⇒海辺の図書館
※応援って、どうすれば良いの?と思われる方、是非是非是非是非!被災地に旅行でいらして下さい!
そして、是非復旧復興に向けて歯を食いしばって頑張っている東北魂に触れて下さい!
海辺の図書館物語
2020年2月19日より、漫画家・井上きみどりさんの公式HP&ブログで、庄子隆弘の取り組みと海辺の図書館を主人公(?)にした漫画『海辺の図書館物語』の連載がスタートしました。
温厚で物静かな庄子隆弘の人柄を表すかの様な朴訥とした語りと絵で、この地を良く知る私にとっては感慨深い読み物となっています。
詳しくはこちら⇒海辺の図書館物語
深沼ビーチクリーン
深沼ビーチクリーンも、同級生の庄子隆弘が先頭となって進めている取り組みになります。(本当に偉い同級生です。)
趣旨
宮城県仙台市若林区荒浜の「深沼海水浴場」は、仙台市唯一の海水浴場として多くの方が訪れていました。
2011年3月11日、東日本大震災の津波により、全域が浸水、住むことができない地域になってしまいました。
それでも、豊かな自然に囲まれた魅力に誘われ、少しずつ休日を楽しむ姿が増えてきました。
フカヌマビーチクリーンは、そうして訪れる人々に安心して過ごしてもらえるよう海岸清掃を楽しみながらやろう!という取り組みです。
日時:
毎月第2日曜日 10:30-11:30 申し込み不要です。
7月14日・8月11日・9月8日・10月13日・11月10日・12月8日 1月12日・2月9日・3月8日
※天候等により中止になる場合もあります。集合場所:海岸公園センターハウス(宮城県仙台市若林区荒浜北官林30) ※無料駐車場あり
主催:フカヌマビーチクリーン
協賛:KAGOME
後援:仙台市
協力:海岸公園センターハウス
詳しくはこちら⇒深沼ビーチクリーン
東日本大震災から10年が過ぎて
東日本大震災から10年が過ぎて、今の荒浜を庄子隆弘が語っている記事を教えて貰いました。
荒浜はこれから住民のいない街づくりという、これまで誰もやったことの無い難問に挑まねばなりません。
是非!ご一読ください。
宮城県庁・震災復興担当課
宮城県庁に奉職する友人より、震災復興担当課の活動を教えて貰いました。
これまでの支援への感謝と、同じ悲劇が少しでも少なくなるよう次代を担う若者世代への震災の伝承を目的としています。
東日本大震災で被災した人への支援は今後も必要ですが、南海トラフ地震などの巨大地震も想定されている事から、311大震災の被害を自分ごととして捉え、記憶や教訓を風化させない事も大切な活動となります。
是非!こちら↓↓のページもご覧下さい。
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