自分の身体に合ったチェロの構え方、そして、自分に相応しいエンドピンの長さを探求するのに、参考になるかと思う事を綴ろうと思います。
チェロのエンドピン
エンドピンはセルヴェによって開発されました。
それまでは、エンドピン無しで、チェロを足で挟んで弾いていました。
さらにそれ以前は、楽器を床に置いて弾いていたようです。
ですが、皆さんもやった事あるかと思いますが、ピンを出さずにチェロを弾こうとすると、 かなり前傾姿勢というか、いわゆる猫背で弾かねばならず、腰を痛める事請け合いです。
それ故、足で挟んで演奏するようになったようです。
小柄で足でチェロを挟むのが難しかった人は、台を置いてその上にチェロを置いて演奏していたそうです。
今尚、バロックチェリストと呼ばれる方々は、楽器を足で挟んで弾いています。
ですが、例えば私の知る範囲ですが、両足を閉じて腿の上にチェロを置き、まるで二胡のようにチェロを構えて演奏する方はいないようです。
すなわち、チェロは床に置いて演奏するには前かがみにならねばならず不便であり、腿の上に載せて弾くには大きすぎるわけです。
当然ながら、床にアグラかいて、アジアの民族楽器みたいに構えて弾くにも大きすぎる事になります。
適正な位置というのは、大体ですが楽器のお尻を足で挟める位置と言えるかもしれません。
あまり具体的な事が書けず、恐縮ですが、楽器の構えも自分の先生のアドヴァイスを聞くのが一番です。
私の駄文が自分の体に合った楽器の構え方が見つかる為の一助になる事を祈りつつ
チェロの構え方のお手本
上の動画は毛利先生の演奏ですが、私は毛利先生の構えはチェロを楽に弾くお手本と、いつも教科書にしています。
この他、チェロの構え方に関して、デュプレの先生であるウィリアムス・プリースの名著「チェロを語る」もお勧めです。
チェロの弾き方
チェロの弾き方に関する記事です。
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チェロの弓の持ち方
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